こんにちわ!人間は感情の生き物。米子相続コンサルタント、【日だまり】代表の山根です。
「相続」って何?
今日は哲学的なお話ですか?なんか難しそうですね。
哲学?私ごときが哲学なんて、10万年早いですよ(^^;)
でもね、ここんところがね、肝心なところだと思うんですね。
「相続」って、親から財産をもらうこと?
そうですね。親から財産をもらうこと。
う~ん。間違いではなさそうですよね。皆様もご同感ではないでしょうか。
でも、本当に「財産」だけ? 引き継ぐものは親の遺産・・だけ?
そうでもなさそうですよ。
例えば、親に財産が無ければ、そのご家族は相続していない?
「それも違うよな」となんとなくでも、人としての感じてらっしゃいませんか?
「そうじゃないでしょ」と。知識とかじゃ無くて、感情で。
そう。そこなんですよね!
そこって?どこが~?もっと分かりやすく教えてごさな、いけんわ~。
分かりました!分かりました!すみません。
今日のテーマは抽象的なので、つかみ所が明確ではありませんよね。
きちんと文字化します。
私では力量不足なので、私の所属してます
「一般社団法人 相続診断協会」のお力をお借りします。
ここからは、一般社団法人 相続診断協会の「知識編テキスト2019~2020年版」からの抜粋とそれを参考にさせていただきます。
『相続の本質は、生き様を伝えること・受け継ぐこと』
・何を大切に生きていたか?
・何を守って生きていってほしいか?
を伝えること、
と記載されています。
ここに財産の多少などありません。これ以上でも、これ以下でもなさそうです。
例えば、長男には「家や土地を守ってほしい」、
次男には「会社を継いで欲しい」、
という想いを伝えることが大切です。と記載されています。
「遺産分割」については、どう説明致しましょうか?
遺産は包丁でケーキを切るように、きれいに分けれません。
仮に家の土地など、きれいに分けたことで、逆にあとで問題になる可能性もあります。
もともと、遺産をきれいに分けようなんて難しいですし、本質と異なることの方が多いようです。
例えば、遺産が銀行預金しかなく、きれいに分割できて、相続人には完全に均等に分けたいということでしたら、問題無いでしょう。でも、これもまれなケースです。
じゃあ、遺産分割のキモはなんでしょうか??です。
遺産分割の金額の差は、家族にとっての”役割”の差のようです。
・ほかの相続人より、たくさんの財産を受け継ぐことでもありません。
・法定相続分どおりにきちんと杓子定規(しゃくしじょうぎ)に分けることでもなさそうです。
・もらって当たり前?そもそも誰が築きあげた財産でしょうか?あなた様ではございません。
・節税をしてたくさん財産を残すこと。それも一部賢いやり方かもしれません。でも、節税することで不平等感いっぱいの相続になったりします。
これじゃあ、相続の本質ではなさそうですね。
どうも「たくさんの財産を受け継ぐこと・・」が相続の本質ではないことは間違いなさそうです。
皆さんは、どう思われましたか・・?
相続で他の相続人より財産をより多く相続することが、相続の第一義とお考えでしょうか。