こんにちわ!人間は感情の生き物。このまま何もしないとどうなるでしょう!を共に考える米子相続コンサルタント、【日だまり】代表の山根です。
「相続」に関して、グラフでみると世の中の動きが可視化できることがあります。
以前見たグラフでも、忘れた頃にまた確認しますと、新鮮に驚くことがあります。
この度は、相続手続カウンセラー協会さんの『相続情報 2022』の中から、私が勝手に「えっ?」と思った統計を参考にほんの一部お伝え出来ればと思います。
今回は2つだけ。
以前にお伝えした内容も一部ありますが、再度、時間をおいて見ると新鮮、かつ、驚きでした。
相続放棄の受理件数
相続放棄とは、お亡くなりになった方の相続人が相続の権利を放棄することです。
簡単に言いますと「初めから相続人でない」というスタンスです。
マイナスの相続財産が多い場合、多く使われます。
「もう、田舎の実家は要らないから」という場合もあるのでしょうか。
さて、下のグラフを見ますと平成20年までは横並びでした。
平成21年から徐々に増え始め、令和2年まで増え続けています。
これは驚きでした。
なぜなら、令和2年でみますと被相続人(お亡くなりになられた方)は全国で年間137万人程度。そのうち23万人の方が相続放棄されているのです。
ちょっと強引ですが単純計算で、お一人の被相続人に対して、相続人2人と仮定しますと9%弱の方が放棄されたと推定されます。
かなり多くなってきたかなと私は思います。
相続財産管理人選任件数
そもそも相続財産管理人とは、遺産を管理し清算する人です。
通常、遺産の管理は相続人などが行います。
ただ、相続人等が明らかでない場合や相続人が相続放棄をした場合などは相続財産を適切に管理する人が必要になります。
その方が相続財産管理人です。
その相続財産管理人の選任件数が増えているのです。
相続放棄をする方が増えているからなのでしょうか?
相続放棄が増えてきた背景には、実家を引き継ぎたくないというケースが増えてきた・・?
それとも不景気で相続財産にマイナスが増えてきた・・?
驚くべきデータや情報はまだまだありますが、今回はここまでです。
ご訪問頂き、ありがとうございました。