こんにちわ!人間は感情の生き物。このまま何もしないとどうなるでしょう!を共に考える米子相続コンサルタント、【日だまり】代表の山根です。
実は、私、ファイナンシャル・プランナーです。
独身のときに証券会社に勤めておりました。
当然、株式も投資信託も扱ったことがあります。
とは言いましても、だいぶん昔の話です。
お金の仕事からは15年以上遠ざかっていましたが、その後、ご縁でFP資格を取ることになりました。
そこから、再びコツコツと金融に、そして相続にはまっていくのでした。
最近でもファイナンシャルプランを作成する学びも継続はしています。
そんな中、私自身の生活体験から、ふと気づいたことがありました。
普通の会社員人生で一番大きく自分のフトコロに影響を与えるものは何だろうと。
貯蓄?もちろん大切です。いろいろな要因が重なります。その中でも・・。
ズバリ、家賃などの「不動産」固定費でした。
いくら毎日のお金を節約しても、肝心の不動産出費でその努力が消える可能性があると気づいたのです。
そのすべての原因が「不動産」の固定費とは言い切れませんが、多かれ少なかれ影響はあると思います。
例えば、毎月、75,000円の家賃を支払っているとします。
75,000円×12ヶ月=年間900,000円の出費です。
これを家賃65,000円に節約したら、
65,000円×12ヶ月=年間780,000円になります。
単純に年間120,000円のお金が浮いてきます。当たり前の話です。
この年間120,000円は、黙っていても、働かなくても、勝手に浮いてくるお金です。
1ヶ月10,000円節約を続けるのはやってみると意外と大変です。
でも、固定費を抑えると残り資金が自然に増やせます。増やすストレスも少なくなります。
その分、貯蓄や投資しないとダメですけどね。
ほか、不動産はアパート、マンション経営など、節税対策などの要因もありますが、プラスとマイナス、収支の振れ幅が大きいものもあります。
まだまだ、ほかに空き家問題などがあります。固定資産税などの税金面でも。
このように不動産はフトコロに与える影響は非常に大きいです。
で、次に「相続」です。
『私、一生懸命に節約してます。貯めてます・・。』
ところが、この「相続」でマイナス財産を抱え込む可能性があります。反対にプラス財産にもなります。争いが起こる可能性だってあります。
しかも、法律に税制、分割、そして様々な人間模様が入り組んできます。
例えば、この度、お父さんが亡くなりました。お母さんは既にお亡くなりになられています。
お父さんは生前事業に失敗され、借金を5,000万残されていました。
県外に住んでいる相続人である一人っ子さんは、その事実を知りながら、どうしようと思いながらも、自身の仕事にかまけて気づいたときは、相続発生時から4ヶ月過ぎていました。
相続人であるその方は、借金を背負わなければなりません。相続放棄できる期間を過ぎていたのです。ちょっと極端な例ですけどね。
※相続放棄には注意すべき点があります。必ず専門家にご相談ください。
ほかにもあります!売却しづらい空き家を相続、田んぼを相続・・。山まで相続!
※農地に関しては後継者が農業を続ける場合等は特例があります。
どうでしょうか?
毎日、コツコツ貯めたからといって、一時に財産に対してマイナスに影響する可能性を秘めています。
何が言いたいかと言いますと、
不動産や相続は、コツコツ貯蓄を圧迫したり、短期間に財産を吹き飛ばす危険性を秘めているということです。
確かに、今は、「投資信託」などで投資し資産を増やす手段も必要になってきました。
低金利の貯金だけでは、フトコロは増えない時代であることは確かです。
中には、不動産やFX投資で資産を何倍に増やしている方もいらっしゃいます。もちろん、その反対の方もいらっしゃいます。
ただ、目に見えない静かな「不動産」出費と、「相続」一発パンチには気をつけられた方がいいとは思います。
上記はほんの一例です。
ご自身の家を建てられるとき、借りれる金額と返せる金額は異なります。
前回の空き家問題も後々相続人に重くのしかかってくるかもしれません。いや、既に空き家は問題になっています。ですから、市町村も動いているのです。農地問題だってあります。
一生懸命貯めているコツコツ貯蓄がひっくり返されないように気をつけたいものです。
ですから、その一つ、「相続」のことを何度も何度も、このブログに書いているのです。
「相続」は金銭的な問題だけでなく、身内の人間関係にも影響を与えかねません。
「相続」は生前対策が要です。相続対策のほとんどが生前です。
「相続」一般のご相談、お受けいたします。