こんにちわ!人間は感情の生き物。このまま何もしないとどうなるでしょう!を共に考えるファイナンシャル・プランナー【日だまり】の山根です。
さて、今回も「高齢者の生活状況に関する調査」です。
その生活の中での住居に関してです。
グラフ・表・数値・文言は、内閣府 「令和五年度高齢社会対策総合調査(高齢者の住宅と生活環境に関する調査)の結果」より抜粋させて頂いております。
●調査対象者の基本属性
男47.7% 女52.3%
65~69歳22.8% 70~74歳28.2% 75~79歳22.5% 80~84歳15.9% 85歳以上10.7%
女性1400名、男性1277名、合計2677名
【問】お住まいは、次の中ではどれにあたりますか。
「持家(一戸建て)」、「持家(分譲マンション等の集合住宅)」、「賃貸住宅(民営のアパート、マンション)」、「賃貸住宅(公営・公社・UR等の集合住宅)」、「賃貸住宅(一戸建て)」、「高齢者向け住宅」、「その他」

・男性の85歳以上は「持家(一戸建て)」(84.0%)が高い。
・結婚したことがない人は「持家(一戸建て)」(50.0%)が低く、「持家(分譲マンション等の集合住宅)」(13.8%)、「賃貸住宅(民営のアパート、マンション)」(17.4%)が高くなっている。
・子供あり(同居のみ)と子供あり(同居・別居ともに)の人は「持家(一戸建て)」(それぞれ83.3%、84.9%)が高い。
・子供がいない人は「持家(一戸建て)」(53.1%)が低い。
・親と同居している人は「持家(一戸建て)」が92.9%と、9割を超えている。
・子と同居している人も「持家(一戸建て)」(85.0%)が高い。
・同居者がいない人は「賃貸住宅(民営のアパート、マンション)」(15.1%)、「賃貸住宅(公営・公社・UR等の集合住宅)」(11.2%)が高い。
・家庭の1か月の平均収入額が5万円未満は「賃貸住宅(民営のアパート、マンション)」(14.8%)、「賃貸住宅(一戸建て)」(14.8%)が高い。
5万円~10万円未満は「賃貸住宅(公営・公社・UR等の集合住宅)」(14.3%)が高い。
20万円以上は「持家(一戸建て)」が高く、8割を超えている。
・大都市は「持家(分譲マンション等の集合住宅)」(16.9%)が高い。
都市規模が大きいほど「持家(一戸建て)」は低くなる。
関東は「持家(分譲マンション等の集合住宅)」(16.1%)が高い。中部は「持家(一戸建て)」(88.6%)が高い。
【問】65歳になってから今までに入居を断られたことがありますか。

・配偶者あるいはパートナーとは離婚している人は「ある」(6.8%)が高い。
・家庭の1か月の平均収入額が5万円未満は「ある」(7.4%)が高い。
【問】前問で「入居を断られたことがある」と答えた方にお伺いします。
どのような理由で入居を断られましたか。

該当数が39人。分析不可。
【所感】
・住まいの種類については、多い少ないはありますが、調査対象であります65歳以上の方、性別・年齢・同居等、どの状況の方でも「持家(一戸建て)」が実は一番高いです。
・65歳になってから今までに入居を断られたことがある方は、たったの1.5%という事実に驚きでした。ということは、高齢のため入居を断れることはあるにはあるが、そんなに多くは無いと考えられます。
ただ、現状、65歳以上は持家が多いですので、新たに入居するケースは少ないかもしれません。