こんにちわ!人間は感情の生き物。このまま何もしないとどうなるでしょう!を共に考えるファイナンシャル・プランナー【日だまり】の山根です。
さて、今回も「高齢者の生活状況に関する調査」です。
その生活の中での住宅をどのようにしたいか、今後も住み続けるためには、どのような改修が必要かに関してです。
グラフ・表・数値・文言は、内閣府 「令和五年度高齢社会対策総合調査(高齢者の住宅と生活環境に関する調査)の結果」より抜粋させて頂いております。
●調査対象者の基本属性
男47.7% 女52.3%
65~69歳22.8% 70~74歳28.2% 75~79歳22.5% 80~84歳15.9% 85歳以上10.7%
女性1400名、男性1277名、合計2677名
【問】もし、身体が虚弱化してきたら、住宅をどのようにしたいと思いますか。あてはまるものを全てお答えください。(複数回答可)

【統計結果】
全体で「現在の住居に、とくに改修などはせずそのまま住み続けたい」(44.5%)が最も高い。
次いで、「介護を受けられる特別養護老人ホームなどの施設に入居する」(21.0%)、
「現在の住宅を改修し住みやすくする」(15.7%)、
「介護を受けられる有料老人ホームなどの施設に入居する」(11.5%)が続く。
詳細は・・
・「現在の住宅を改修し住みやすくする」は男女とも年代が高くなるほど低くなる。
・男性は、「現在の住居に、とくに改修などはせずそのまま住み続けたい」が75~79歳(49.8%)と80~84歳(52.1%)で高い。
・女性の65~69歳では「介護を受けられる特別養護老人ホームなどの施設に入居する」(31.1%)が高い。
・親と同居している者は「介護を受けられる特別養護老人ホームなどの施設に入居する」(29.3%)、「現在の住宅を改修し住みやすくする」(21.2%)、「介護を受けられる有料老人ホームなどの施設に入居する」(17.2%)が高い。
(原文のまま抜粋)
【問】前問で「虚弱化する前に住宅を改修済みなのでそのまま住み続けたい」又は「現在の住宅を改修し住みやすくする」と答えた方へ
今後、身体の機能が低下しても現在お住まいの住宅に引き続き住み続けるためには、どのような改修(リフォーム)が必要だと思いますか。あてはまるものを全てお答えください。(改修済みの方は、行った改修の内容をお答えください。)(複数回答可) ※質問者は総数602名

【統計結果】
住み続ける場合の改修をみると、全体で「手すりを設置する」(69.1%)が最も高い。
次いで、「床や通路面の段差解消」(42.5%)、
「畳に布団などの床に近い生活からベッドなどの洋式の生活様式に変更をする」(37.7%)、
「浴室やトイレに暖房装置を設置する」(35.4%)、
「浴槽を入りやすいものへ取り替える」(34.9%)が続く。
詳細は・・
・女性は「畳に布団などの床に近い生活からベッドなどの洋式の生活様式に変更をする」が43.4%と男性(31.7%)より高い。
・女性の70~74歳は「畳に布団などの床に近い生活からベッドなどの洋式の生活様式に変更をする」(47.8%)が高く、75~79歳は「畳に布団などの床に近い生活からベッドなどの洋式の生活様式に変更をする」(49.2%)、「浴室やトイレに暖房装置を設置する」(45.8%)が高い。
・男性の75~79歳は「ブザーの設置など防犯設備や緊急通報のための装置を設置する」(45.6%)、「住宅から公道に出るまでをバリアフリーにする(住宅と公道間の段差解消等)」(29.4%)が高い。
・子供あり(同居のみ)の者は「手すりを設置する」(76.1%)が高い。子供あり(同居・別居ともに)の者は「床や通路面の段差解消」(49.7%)が高い。
・地域でみると、中国・四国は「床や通路面の段差解消」(58.2%)が高い。
(原文のまま抜粋)
【思ったこと】
私の両親は、「虚弱化する前に住宅を改修済みなのでそのまま住み続けたい」派であることが、よく分かりました。
一部ですが「手すりを設置する」、「床の段差解消」、「畳に布団などの床に近い生活からベッドなどの洋式の生活様式に変更をする」、「浴室に暖房装置を設置する」など、全てやってあります。とにかく、家に住むこだわりがあるようです。
介護は・・家族?