こんにちわ!人間は感情の生き物。このまま何もしないとどうなるでしょう!を共に考える米子相続コンサルタント、ファイナンシャルプランナー【日だまり】の山根です。
「マズいですわ。以前、心配されていたことが起こりました。」
「はっ?何が?何のこと?」
昨年、相続の個別相談させて頂いた方から突然連絡がありました。
個別相談時、当初は相談者のお母さんの相続に関してお話し、相続前対策を考えておりました。
その対策を士業さん方、他不動産業者などにつなげればいいかなと。
もちろん、提案書を数ページにわたり作成しました。まだ、お母さんは70歳位なので頭も身体もしっかりされています。対策も十分できる状況です。
「この提案書でいいかなぁ。」と。
当時、メンターからあれっ?亡くなったお父さんのお母さん、つまり、相談者のお祖母さんの対策はどうしたの?と。
「いえ、お祖母さんは100歳も超えたご高齢で遺言書も書ける状態でもないですし、既に介護施設に入所されて介護問題も落ち着いている状態ですし、お祖母さんの遺産もほとんど無い状態と思われて、しかも相続人は皆代襲相続で若く、しかも皆連絡取り合っている仲で、重要性が無さそうと思いまして・・。」
メンター:いや、それは山根さんの考えですよね。このお祖母さん、相談者のお母さんがずっと面倒みてらっしゃるのよね・・。何十年も。
「はい・・。ただ・・お母さん相続人でもありませんし。それに年齢的にも対策打ちようが無いですけど・・。」
メンター:ん・・。お母さんと代襲相続になりそうな相談者のいとこさんとの間に会話ありそう? 相続が発生したら通常何をしないといけないかくらいは提示してあげないと。
相続人では無いけど、何十年も面倒見てきたお母さんにも、財産の詳細を尋ねることもあるだろうし、あえてご協力頂いた方がいいかも。
実際、お祖母さんの件も基本的な提案書を作り渡しました。
ご相談者の性格やお母さんのご性格は存知あげてましたので、問題無いだろうと勝手に思っていました。
結果、コンサル受任は頂きませんでしたが、まあ問題になりそうもないご家庭ぽいし大丈夫でしょうと。
ほんと勝手にそう思ってました。
そして、今年の1月、相続発生したらしいです。
その後、相続人方とお母さんとの”ほんの僅かな、ちょっとした言葉の行き違い”があって・・。
あの温厚なお母さんが怒り心頭状態になられたとか。「法律なんか関係ない!人としてどうなのか!」と。
もう息子である相談者も狼狽状態。
ここで特別寄与料云々の策をイメージされる方もいらっしゃるとは思いますが、現場は、もう聞く耳なし状態らしくて。
それに寄与料出ても少なそうかなぁ・・と。
お母さん、心情が許されないみたいです。
ただ、通帳にはお世話になったお母さんにあげるというメモがはさまっていたとか。私は確認してません。贈与になりそう?と聞いたけど、なりそうに無いような。(お母さんとは話してないから分かりません)
ほんの少しの希望はメモに書かれた用紙?お祖母さん本人が書いたかどうか、名義とか日付とか押印とか。あったのかなぁと。自筆証書遺言に値する可能性を祈ります。
でも、ず~と面倒見てきて保険対策も遺言対策も無し。それで他の人だけで話進められたら、そりゃ頭来ますよね。
法律は許しても人情として。
もちろん、既に相続発生してますので、私の出る幕はありません。
なんとか内輪の話合いで穏便に丸く治まらないかなぁ!
性格のいい方々なんだけどなぁ!
なんでこうなるんだろう。面倒見てきた方をリスペクトする気持ちだけの話かも・・。