こんにちわ!人間は感情の生き物。このまま何もしないとどうなるでしょう!を共に考える米子相続コンサルタント、【日だまり】代表の山根です。
役所に私の仕事内容を案内させて頂きました・・。
仕事内容はこれからの将来、必要とされそうな仕事だとご理解頂いた感はありました。
ただ、面談の結論として「(役所としましたら)立場上、一民間(会社)を名指しで相続で困ってらっしゃる方を紹介は出来ないんです。」という趣旨のお答えを頂きました。
まだ、話をたっぷり聞いて頂き、門前払いでない分、マシなのかなと思いました。
早速、先輩に報告させて頂きました。
わずかな時間でご自身の経験談やトーク主旨を結構な厚みで回答して頂きました。
私は「鋭いな・・。へ~ここまでされたんだ。そうか、こんな返しをしなければならないな・・。」
始めは、そう思い頭に詰め込もうとしました。
平成の頃から脈々と続いた営業マン根性、いわゆるマニュアル的発想です。
その後、お風呂につかりゆっくりしている時、ふと、昨年5月の出来事を思い出しました。
私のブログにも記載しておりました。
高齢者の女性が役場内で私の隣の席に座り、困り果てた顔で・・
「関東に住んでいた姉が亡くなって、その子たちが相続手続きは全部やってくれと言ってきたけど、どうすればいいのですかね?」といった主旨の相談をされていました。
結局、漠然とした相談ということもあってか、役場の方も困ってらっしゃる状況だったように記憶しております。
徐々に出来事を思い出すにつれ自分自身に腹が立ち始め、情けなくなりました。
役所の方に対してではありません。
私は過去に見ていたんです。役所に相談される方の表情を。この目でしっかりと。
「(公の立場から)一民間に名指しで紹介は出来ません。」
至極当然な回答です。
今回の私の案内は地方公共団体との「契約」ではありませんので、主旨こそ違います。
が、「契約」に関するところでいえば一般競争入札の考え方が原則です。随意契約は政令で定められている場合に該当するときに限りですよね。
何かあれば責任もかかってきます。
民間との契約に関しては判例もあります。
ですので、ご状況は承知しております。
ただ、相続に関してどうしていいのか分からない方々の悩み、そこからの行動はしっかりと現存します。
「ちょっとうちでは・・」
当事者の悩みはまだまだ続きます。いや、ここからスタートかもしれません。
今回、私の要求が成就するとかしないとかで、腹が立っている訳ではないのです。
私が一番申し上げたいのは、私自身の「目線」に立ってしか物事が考えられない自分自身に腹が立って情けなくなったということです。
改めて先輩の言葉、メモを見返しました。
先輩は訪問前から私に「紹介」の言葉はひと言も使われてませんでした。
また、その後のアドバイスにも。
愕然となりました。
今回の「紹介」と受け取られる様な私の文言は、いかにも営業マン的「目線」からだったのです。
格好いいこと言っても営業的発想でした。
先輩の目線は・・
そう、上の状況においては、あの高齢者の女性から見た「目線」だったのです。
高齢者から見た「目線」から生じたであろうトーク、行動だったのです。
あ~・・ここだ!ここに大きな違いがあったんだ!
いくら先輩のトークを丸暗記したところで、状況が異なれば通用しなくなる。
まずは「目線」を先輩に近づけないと、意味が全く異なってくる。
今回、例え、そう思っていて結果的に受け入れられなかったとしても、気づかなければこの先大きな勘違いをするところでした。
まだまだ、寄り添うことへのハードルは、たくさんありそうです。