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高齢者の生活環境(3)

こんにちわ!人間は感情の生き物。このまま何もしないとどうなるでしょう!を共に考えるファイナンシャル・プランナー【日だまり】の山根です。

さて、今回も、「高齢者の住宅と生活環境に関する調査」の続き、第3弾になります。

グラフ・表・数値は、内閣府 「令和五年度高齢社会対策総合調査(高齢者の住宅と生活環境に関する調査)の結果」より抜粋しております。

●<前提条件>調査対象者の基本属性

 男47.7%  女52.3%

 65~69歳22.8%  70~74歳28.2%  75~79歳22.5%  80~84歳15.9%  85歳以上10.7%

※内閣府「令和五年度高齢社会対策総合調査(高齢者の住宅と生活環境に関する調査)の結果」の文言を参考にさせて頂いております。

【問】生きがいを感じますか?

生きがいを「感じている(再掲)」は、男性の74歳までは8割弱、女性の79歳までも8割台と高いが、85歳以上では男女ともに6割程度となるとのこと。

調査結果の文言には、生きがいを「感じている(再掲)」の低い例が記されていました。

まとめますと・・

結婚したことがない者(66.7%)

配偶者あるいはパートナーと離婚している者(67.5%)

子供がいない者(65.7%)

同居者がいない者(68.5%)

ただ、逆の発想で、未婚者、離婚者、子供・同居者がいなくても、3割強は工夫、環境、考え方次第で生きがいを「感じている」ということになります。

一方で、生きがいを「感じている(再掲)」の高い例としては

家庭の1か月の平均収入額が高い人、特に月、25万円以上は8~9割程度と高く

都市規模でみると、町村は「感じている(再掲)」が高い(83.5%)とのことです。

「町村」が高い・・疑問が残るところはありますが、人によりけりでしょうか?

【問】現在の地域に暮らし始めてから何年になりますか?

「31年以上」(52.5%)が最も高い。

「生まれたときから」(12.8%)と合わせると、6割以上が31年以上同じ地域に住んでいる計算になります

「5年以内」(4.8%)と「10年以内」(5.2%)を合わせても約1割に過ぎないようです。

女性の「31年以上」58.6%は、男性の45.8%よりも高い

男性は「生まれたときから」が19.2%と、女性(7.0%)よりも高い。

つまり、男性は生まれた時から、その場にずっと住んでいる方が2割程度で女性より高いが、一旦、住み着いたらずっと住んでいる女性は6割弱ということになりますね。

年齢でみると、男女ともに年齢が高いほど「31年以上」が高くなる傾向にあるようです。

年齢が高くなると、他の地域に住むのがおっくうになるのでしょうか。

結婚状況でみると、「31年以上」は配偶者あるいはパートナーとは死別している者(59.0%)が高い

一方、配偶者と離婚している者(26.2%)は低い

配偶者と死別すれば、今までの想い出もありますし、家族のために家を守るという考えもあるのかもしれません。ずっと住み続ける方が多いと思われます。

逆に、離婚してまでその場に住むことを選択される方は少ないのでしょうか。

同居者でみると、親と同居している者は「生まれたときから」(28.3%)が高い

家庭の1か月の平均収入額が80万円以上の方は「生まれたときから」(21.3%)が高い。(・_・)

都市規模では、町村(21.8%)、小都市(人口10万未満の市)(17.3%)、大都市(東京23区・政令指定都市)(7.6%)と都市規模が小さいほど「生まれたときから」が高くなるようです。

地域<北海道・東北、関東、中部(北陸・東山・東海)、近畿、中国・四国、九州>でみると、中部(北陸・東山・東海)は「生まれたときから」(20.4%)が高い。他地域は10%強、関東だけ9.8%。

※東山地方(とうさんちほう)・・日本の地方区分の名称で、主に山梨県・長野県・岐阜県の三県の総称

いかがでしたでしょうか?

それなりに全国的な傾向が見えてくる感があります。

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