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高齢者の生活環境に関する調査(2)

こんにちわ!人間は感情の生き物。このまま何もしないとどうなるでしょう!を共に考えるファイナンシャル・プランナー【日だまり】の山根です。

さて、今回は以前の引き続きになります「高齢者の住宅と生活環境に関する調査」です。

グラフ・表・数値は、内閣府 「令和五年度高齢社会対策総合調査(高齢者の住宅と生活環境に関する調査)の結果」より抜粋しております。

●調査対象者の基本属性

 男47.7%  女52.3%

 65~69歳22.8%  70~74歳28.2%  75~79歳22.5%  80~84歳15.9%  85歳以上10.7%

日常生活での活動状況(それぞれ択一回答)

堀下げてみてみたいと思います。

※内閣府「令和五年度高齢社会対策総合調査(高齢者の住宅と生活環境に関する調査)の結果」の文言を参考にさせて頂いております。

(イ)階段を手すりや壁をつたわらずに昇っていますか

「昇っている」男性63.0% > 女性48.4%

・85歳以上の男性は「昇っている」3割程度、女性の「昇っている」が2割程度まで低下しているらしい。

・子供はいない人は「昇っている」が高い(65.0%)。 ・仕事をしている人は「昇っている」が高い(69.7%)。

(ロ)椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がっていますか

「立ち上がっている」、男性74.9% > 女性64.9%

・85歳以上の男性は「立ち上がっている」5割程度、女性が3割中盤程度になるそうです。

大まかに見ると(イ)と同じイメージです。

(ハ)15分位続けて歩いていますか

・15分位続けて歩いている方は、85歳以上になると、男性で5割程度、女性で4割程度までに低下するそうです。

仕事をしている人は「15分位続けて歩いている」が高い(78.7%)です。

・家庭の1か月の平均収入が5万円~10万円未満(できない17.9%)、10万円~15 万円未満(できない16.5%)は「できない」率が高いようです。

※逆に、85歳以上になっても、男性5割、女性4割は、「15分位続けて歩いている」ということになりますね。15分・・。

~~ここからは、個人的に気になったところです。~~

(ホ)自分で食品・日用品の買物をしていますか

「買い物をしている」が、女性80.9% > 男性69.6%。

・当り前でしょうが、男女ともに年代が高いほど「買い物をしている」率が低くなる。

・子供がいない人は「買い物をしている」率が高い(84.1%)。

・同居者がいない人は「買い物をしている」率が高い(84.7%)。

「買い物をしている」人は女性が多いですね。

(ヘ)自分で食事の用意をしていますか

「食事の用意をしている」女性が86.4% > 男性43.4%よりも高い。

女性では84歳まで「食事の用意をしている」が8割~9割と高い。しかし、85歳以上では58.6%まで低くなる。

・同居者がいない人は「食事の用意をしている」率が高い(88.6%)。

※ある程度の高齢でも、食事の用意をして女性が圧倒的に多いですね。

(チ)自分で預貯金の出し入れをしていますか

この問は、任意後見契約や財産管理委任契約に関連してきますので、関心ありました。

・男性の預貯金管理67.0%に対して、女性の預貯金管理率が83.9%と、かなり高いようです。

女性79歳まででは預貯金管理を「している」方は9割程度とかなり高いです。

 ただ、女性でも、85歳以上になりますと、48.9%まで下がるようです。

・子供がいない人は預貯金管理を「している」率が高い(84.5%)。

・同居者がいない人の「している」率が高い(85.8%)ようです。

※やはり、想像通り、自分で預貯金の出し入れをしているのも、女性のようです。高齢なっても。

逆に、大きく率が低下するとはいえ、女性の85歳以上の半数はご自分で預貯金の出し入れをされているといえます。

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